After Effects 動画編集

【After Effects】テキストアニメーション!タイピングのように文字を表示する方法

2021/09/05

この記事の概要

  • After Effectsを使って、パソコンでタイピングをしているように文字を表示するテキストアニメーションの作成方法を紹介する
  • 紹介すること
    • After Effects:基本操作
    • After Effects:アニメーターツール「不透明度」
    • After Effects:アニメーターツール「開始」
    • After Effects:アニメーターツール「なめらかさ」
  • 難易度 
    • 初級レベル

 

こんにちは、みるくです。

このブログでは、画像や動画編集に関することを初心者・入門者の方にもわかりやすいように紹介しています。

記事を是非ご参考にしていただき、少しでもスキルアップのお役に立てれば嬉しいです。

 

この記事では、After Effectsを使ったテキストアニメーションの作成方法を紹介します。

パソコンでタイピングしているようにカタカタと文字が出てくるテキストアニメーションです。

よく見るテキストアニメーションですが、簡単に作成できます。

プリセットを使う方法もありますが、この記事ではプリセットを使わないで作成してみます。

プリセットを使う方法は別記事で紹介していますので是非ご参考にしてみてください。

【After Effects】テキストアニメーション!タイピングのように文字を表示する方法 -プリセット編-

 

できるだけ丁寧にわかりやすく紹介させていただきます。

After Effectsのスキルを高めていく方法として、まずは真似すること、が効率的で良いと思っています。

ぜひぜひ真似したりアレンジしたり応用したりしていただきたいです。

それではスタートです。

 

目的

After Effectsを使って、パソコンでタイピングしているかのようにカタカタと文字を表示するテキストアニメーションを作成する。

 

開発環境

  • Windows10
  • After Effects

OSはもちろんMacでも大丈夫です!

 

テキストアニメーション作成方法

完成までの一連の流れは下記の通りです。

step
1
コンポジション作成

コンポジション名やデュレーションを決めます。

step
2
テキスト作成

アニメーションをかけたいテキストを作成します。

step
3
アニメーターの「不透明度」を0%にする

アニメーターツールを使用します。

step
4
範囲セレクターの「開始」を設定する

アニメーションの始まりと終わりに「開始」のキーフレームを打ちます。

step
5
なめらかさを0%にする

文字を表示させるなめらかさをなくしたら完成です!

 

Step1  :  コンポジション作成

コンポジションは下図のようにしました。

コンポジション作成

「コンポジション(C)」→「新規コンポジション(C)」

ショートカットキー

[Windows] Ctrl + N

[Mac] Command + N

デュレーションは5秒です。

テキストの長さやアニメーションの時間などに応じてデュレーションは調整してみてください。

 

Step2  :  テキスト作成

まずは背景色を決めるために、平面レイヤーを作成します。

平面設定

「レイヤー」→「新規(N)」→「平面(S)」

ショートカットキー

[Windows] Ctrl + Y

[Mac] Command + Y

平面設定の画面で名前とカラーを設定します。

どちらもお好きなもので大丈夫です。

ここでは、名前は背景色(Back Ground)なので「bg」、カラーは薄いオレンジ色にしました。

 


次に、テキストレイヤーを作成して文字を作ります。

テキストレイヤー作成

「レイヤー」→「新規(N)」→「テキスト(T)」

ショートカットキー

[Windows] Ctrl + Alt + Shift + T

[Mac] Command + Option + Shift + T


テキストレイヤーを作成したら好きな文字を入力します。

ここでは「今日のご飯はまだかにゃん?」と入力しました。

 

Step3  : アニメーターの「不透明度」を0%にする

アニメーターツールを使います。

アニメーターとは、文章全体ではなくて1文字ずつにエフェクトをかけることができる非常に便利なツールです。

タイピング風のテキストアニメーションは1文字ずつ文字を表示することで実現できますので、今回の目的にピッタリのツールです。

 

それでは、まずアニメーターの不透明度を0%にします。

テキストレイヤーのプロパティを開き、「アニメーター」の横にある矢印ボタンを押します。

展開されたオプションの中から、「不透明度」を選択して0%に設定します。

 

Step4  : 範囲セレクターの「開始」を設定する

インジケーターをアニメーション開始位置に合わせます。

ここでは0秒からアニメーションを開始することにします。


範囲セレクターを展開して、「開始」を0%にしてキーフレームを打ちます。

インジケーターを2秒の位置に合わせてから、「開始」を100%に設定します。

そうすると自動的に2秒の位置にキーフレームが打たれます。

 

これで2秒間の間に文字がタイピング風に表示されるテキストアニメーションができます。

もう少しゆっくり表示させたい、もしくはもっと早く文字が出てきて欲しい場合は「開始」のキーフレームを打つ時間を調整してみてください。

 

Step5  : なめらかさを0%にする

最後になめらかさをなくします。

現時点では文字は順々に表示されていますが、なめらかに表示されてしまいカタカタとタイピングされているようなアニメーションにはなっていません。

 

「範囲セレクター」の中にある「高度」を開くと「なめらかさ」というプロパティがあります。

これを0%にするとカタカタと文字が1文字ずつ表示されるようになります。

これで完成です!

 

最後に

タイピングのように文字を表示するテキストアニメーションを作成しました。

「アニメーター」を使うことが1つのポイントでした。

今後、このアニメーターを使って他のテキストアニメーションも作成してみようと思っています。

今回の記事がご参考になれば嬉しいです。

また次回もよろしくお願いします。

 

今日のご飯はまだかにゃん?

 

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