After Effects 動画編集

【After Effects】テキストアニメーション!1文字ずつ下からテキストを表示する方法

2021/09/10

この記事の概要

  • After Effectsを使って、1文字ずつ下からテキストを表示するテキストアニメーションの作成方法を紹介する
  • 紹介すること
    • After Effects:基本操作
    • After Effects:アニメーターツール「位置」
    • After Effects:アニメーターツール「開始」
    • After Effects:アニメーターツール「不透明度」
  • 難易度 
    • 初級レベル

 

こんにちは、みるくです。

このブログでは、画像や動画編集に関することを初心者・入門者の方にもわかりやすいように紹介しています。

記事を是非ご参考にしていただき、少しでもスキルアップのお役に立てれば嬉しいです。

 

この記事では、After Effectsを使ったテキストアニメーションの作成方法を紹介します。

1文字ずつ下からテキストを表示するテキストアニメーションです。

アニメーターツールを使うことでとても簡単に作成することができます。

 

できるだけ丁寧にわかりやすく紹介させていただきます。

After Effectsのスキルを高めていく方法として、まずは真似すること、が効率的で良いと思っています。

ぜひぜひ真似したりアレンジしたり応用したりしていただきたいです。

それではスタートです。

 

目的

After Effectsを使って、1文字ずつ下からテキストを表示するテキストアニメーションを作成する。

開発環境

  • Windows10
  • After Effects

OSはもちろんMacでも大丈夫です!

テキストアニメーション作成方法

完成までの一連の流れは下記の通りです。

step
1
コンポジション作成

コンポジション名やデュレーションを決めます。

step
2
テキスト作成

アニメーションをかけたいテキストを作成します。

step
3
アニメーター「位置」のY位置を調整する

アニメーターの「位置」を選び、Y位置を調整します。

step
4
アニメーター「開始」を設定する

アニメーターの「不透明度」を選び、調整します。

step
5
アニメーター「不透明度」を設定する

最後に不透明度を調整したら完成です!

Step1 : コンポジション作成

コンポジションは下図のようにしました。

コンポジション作成

「コンポジション(C)」→「新規コンポジション(C)」

ショートカットキー

[Windows] Ctrl + N

[Mac] Command + N

デュレーションは5秒です。

テキストの長さやアニメーションの時間などに応じてデュレーションは調整してみてください。

Step2 : テキスト作成

まずは背景色を決めるために、平面レイヤーを作成します。

平面設定

「レイヤー」→「新規(N)」→「平面(S)」

ショートカットキー

[Windows] Ctrl + Y

[Mac] Command + Y

平面設定の画面で名前とカラーを設定します。

どちらもお好きなもので大丈夫です。

ここでは、名前は背景色(Back Ground)なので「bg」、カラーは薄いオレンジ色にしました。


次に、テキストレイヤーを作成して文字を作ります。

テキストレイヤー作成

「レイヤー」→「新規(N)」→「テキスト(T)」

ショートカットキー

[Windows] Ctrl + Alt + Shift + T

[Mac] Command + Option + Shift + T


テキストレイヤーを作成したら好きな文字を入力します。

ここでは「おやすみなさい」と入力しました。

Step3 : アニメーター「位置」のY位置を調整する

ここでアニメーターの「位置」を追加します。

アニメーターとは、文章全体ではなくて1文字ずつにエフェクトをかけることができる非常に便利なツールです。

今回のテキストアニメーションでは、下から1文字ずつ表示させたいのでこのアニメーターが適しています。

まずはアニメーター「位置」を追加します。

位置を設定する前に、どのようにテキストにエフェクトがかかるのか見てみます。

「位置」の右側に2つ青色の数値が書かれています。

左側がX位置、右側がY位置を調整する数値です。

X位置、とは文字の左右方向を軸とする位置を表しています。

Y位置、とは文字の上下方向を軸とする位置を表しています。

わかりにくいので、実際に数値を変化させてテキストの動きを見てみましょう。

まずはX位置の数値をドラッグしてみます。

X位置を変更することでテキストが左右に動いていますね。

次にY位置の数値も同様にドラッグしてみます。

Y位置を変更するとテキストは上下に動いています。

今回のアニメーションでは文字を上下に動かすために、Y位置を調整していきます。

下から上に向かって文字を動かしたいので、Y位置をプラス方向に動かします。

ここでは「50」に設定して、1秒の位置にキーフレームを打ちました。

キーフレームとは、アニメーションの始まり(もしくは終わり)のフレーム(時間)のことです

アニメーションは1秒間にしたいので、インジケーターを2秒に合わせてからY位置をゼロにします。

自動的にキーフレームが打たれていることがわかります。

一度再生してみます。

下から上に文字が移動するアニメーションになっていますね。

Step4 : アニメーター「開始」を設定する

1文字ずつ下から上に移動するようにしていきます。

インジケーターをアニメーション始まりの時間(ここでは1秒)に合わせます。

範囲セレクターを展開して「開始」を0%に設定してキーフレームを設定します。

次に、インジケーターをアニメーション終わりの時間(ここでは2秒)に合わせます。

「開始」を今度は100%に設定すると、自動的にキーフレームが設定されます。

これで1文字ずつ下から上に文字が移動するアニメーションになりました。

Step5 : アニメーター「不透明度」を設定する

最後に不透明度を設定していきます。

アニメーター1の右側にある「追加」ボタンを押して、「プロパティ」→「不透明度」を選択します。

1秒の位置にインジケーターを合わせてから、不透明度を0%にしてキーフレームを設定します。

次に、2秒の位置にインジケーターを合わせてから、不透明度を100%にしてキーフレームを設定します。

これで完成です!

文字が1文字ずつ下から上にフェードインしてくるようなテキストアニメーションになります。

最後に

今回は下から上に1文字ずつ文字を表示するテキストアニメーションを紹介しました。

アニメーターの位置プロパティを使えば、文字を簡単に動かすことができます。

この記事が動画編集などのご参考になれば嬉しいです。

また次回もよろしくお願いします。

すやすやぐーぐー

-After Effects, 動画編集
-, ,