この記事の概要
こんにちは、みるくです。
このブログでは、画像や動画編集に関する情報を初心者・入門者の方にもわかりやすいように紹介しています。
記事を是非ご参考にしていただき、少しでもスキルアップのお役に立てれば嬉しいです。




もくじ
目的
After Effectsを使ってIllustratorで作成したねこのイラストのしっぽを動かす。
開発環境
- Windows10
- Illustrator
- After Effects
OSはもちろんMacでも大丈夫です!
イラストを動かす方法
以下の流れで紹介します。
step
1IllustratorのイラストをAfter Effectsで読み込む
ファイルをドロップするだけで簡単に読み込みができます。
step
2パペット位置ピンツールを使ってイラストを動かす
しっぽに動きをつけます。
step
3エクスプレッション「loopOut」で連続ループする
Step2を連続させれば完成です!
Step1 : IllustratorのイラストをAfter Effectsで読み込む
最初にIllustratorで作成したファイルをAfter Effectsに読み込ませます。
Illustratorのファイルをドロップするだけで簡単に読み込みができます。
読み込みの種類は「コンポジション」、フッテージのサイズは「レイヤーサイズ」を選択します。
読み込んだファイルをダブルクリックすると、うまく読み込めていることがわかると思います。
Step2 : パペット位置ピンツールを使ってイラストを動かす
パペットツールを選択していきます。
パペットツールにはいくつかのツールがありますが、今回は「パペット位置ピンツール」を使います。
ピンを打つ前に、ピンを打ちたいオブジェクトを選択します。
ここではねこを動かすので「オブジェクト=ねこ」です。
選択ツールでクリックしたり、レイヤーを選択してください。
それでは、ピンを打っていきます。
ねこの上で左クリックすると、黄色のピンが打たれます。
しっぽを動かしたいので、しっぽの先端と根元にピンを打ちました。
体や頭は固定するために、ピンを打っています。
ここで、しっぽ・体・頭に打った3つのピンをドラッグして動かしてみます。
すると、こんな感じでねこを動かすことができます。
ねこだけをきれいに動かせています。
それではキーフレームを設定していきます。
ピンを打つことで「エフェクト」の「パペット」が追加されています。
「パペット」の中にある「メッシュ」→「変形」を展開します。
するとピンを打った順番で「パペットピン1」~「パペットピン4」まであります。
しっぽ先端のピンは1番なので、「パペットピン1」を動かしながらキーフレームの設定していきます。
1秒間のサイクルでしっぽを動かしていきます。
まず1秒にインジケーターを合わせてキーフレームを設定します。
インジケーターを15フレーム(0.5秒)の位置に合わせてから、しっぽのピンを動かします。
すると自動的にキーフレームが設定されます。
少し滑らかに動かすために、3つのキーフレームを選択してから「F9」を押してイージーイーズをかけます。
これでしっぽが動いて、元の位置に戻るアニメーションになりました。
Step3 : エクスプレッション「loopOut」で連続ループする
Step2でつけた動きをループさせます。
3つのキーフレームを全て選択します。
Altキーを押しながら、ストップウォッチをクリックしてエクスプレッションを追加します。
エクスプレッションに「loopOut()」と書き込みます。
これで連続再生されるようになりました!
最後に
Illustratorで作成したイラストにAfter Effectsを使って動きをつける方法を紹介しました。
After Effectsを使ったIllustratorのファイルの読み込みはドロップするだけでとても簡単です。
パペットツールを使えば簡単にイラストを動かすことができました。
エクスプレッション「loopOut」は同じ動きを繰り返したいときにとても便利でした。
通常のアニメーションではいくつものイラストを作成しなければいけませんが、After Effectsを使えば1枚の絵を簡単に動かすことができます。




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